集中力で伸びる

2018年06月29日

集中力とは辞書によると「それが外に向けば行動となり、うちに向けば思考になること」だそうです。つまり集中力のある人とは「深く考えることができる人」だと言えるでしょう。

 

 

私たちが子供の頃、またお子さんが小学校に入るくらいまでのことを思い出してみると、理由もなく何かに夢中になり、集中して何かをしていたなと思うことはありませんか?

多分、多くの方がそんな経験をしてきたはずなのですが、不思議なことに成長するにつれ『集中力』がなくなってしまい、勉強や仕事がはかどらないことがあります。

では何故、集中力がなくなっていってしまったのでしょうか?

 

 

大きな原因は学校?

あくまでも私見ですが、原因ではないかと感じていることの一つに「学校教育」が挙げられます。

日本の学校教育は「覚える」というのが主流です。

教科書には懇切丁寧に重要なポイントやヒントが書いてあるので、基本的に子供たちはほとんど考えることなく、読んで覚えるが現状です。

先生方も本来は覚えるだけでなく考える癖をつけさせ、より集中できる子どもたちを育てたいのだと思うのですが、指導時間も決まっていたり、様々な他の仕事もお持ちなので、現状打破は難しいのだと思います。

結果クラス全員が理解できるまでの時間を与えることは難しいでしょう。

それゆえに、短時間でも考えて答えを出す子供もいますが、中々考えられなくて授業に追い付けなくなり、飽きてしまう子が出てくるのです。

 

 

過保護な親も問題?

もう一つ、子供たちが考えることを止めてしまう原因に「ちょっと過保護な親」の存在もあるではないかと考えています。

子供たちを立派な良い子に育てたいがために、正しい方向に導かなくてはならない。という親心には違いないのですが、「コレをやりなさい」「アレはやっちゃダメ」と、て子供が考える前に正しい道、正しい方法を伝えすぎていると思うのです。

さらにネットやマスコミの情報があふれる中、親御さんによってはそれらを鵜吞みにしすぎている

ように感じます。つまり親世代もある意味 考えることを放棄しているのではないかと思うのです。

 

「めんどくさい」が口癖に 

塾に来はじめの子供たちに「何でこういう答えになったの?」と質問すると、ポカンとする子がいます。

おそらく、教科書で覚えている答えを書いただけなのか、「説明して」という質問を学校でもあまり言われないのかもしれません。

考えることを習慣付けられず、考えることに重きを置かなくなった子供たちは、段々こんな言葉を発するようになります。

それは「めんどくさい」という言葉です。

 

大人でもつい「面倒だな…」と口に出してしまいますが、そう言いつつもやってみると出来てしまうことが多くありませんか?

大人の場合は、時間的余裕がなくて「めんどくさい」と口に出してしまう場合が多いかもしれませんが、考えて行動するよりも楽な道を選ぼうとして「めんどくさい」と言ってしまっているかも。

人は誰しも「楽」な方に逃れたくなるものです。

あれこれ考えるよりも、誰かの情報に頼ることで早く楽になりたい気持ちも分かります。

 

でも、集中力とは考えることで身につくのです。

考えることで、今まで「できなかった」ことが「できる」ようになると、子供も大人も嬉しいし、楽しい。

それが自己肯定になり、子供の成長につながるのです。