考える力を身につける

2018年09月30日

2つ前の「集中力で伸びる」という投稿の中で、集中力のある人は深く考えられる人だと書かせていただきました。
当たり前ではありますが、考えられる人になるには「考える力」がなくてはなりません。
そこで子供のころから少しでも「考える力」を身につけるにはどうしたら良いか考えてみました。

 

考える力を奪いがちなのは親かも?

私自身もそうですが、親って自分が忙しいのでつい物事の答えを急ぎ過ぎる傾向があるように思います。

例えば子供に「ABどっちにするの?」と選ばせてあげた方がいいと思いつつ、急いでいるから「Aで良いよね?」と答えを誘導してしまうことってありませんか?

塵も積もれば…ではありませんが、このように選択肢を与えられず、考える機会も少なくなり、その結果、考える力が育ちにくい。

となると大人になった時どうなるでしょう?

社会に出ると仕事でもプライベートでも自分で考えて行動しなくてはならない場面がたくさんありますよね。しかしそんな彼らはそのたびに戸惑ってしまい独り立ちが難しくなります。つまりいつまでたっても親に頼りっぱなしになってしまうかもしれません。

 

 

自分の言葉で説明させる

塾で子供たちを見ていると、考える力がない子は問題を解くのが苦手なようです。

考える気力がないから集中力も欠けてしまうようです。

それと実は、これ以上考えたくないから「分かったつもりになっている」ことも多いのです。

そこで塾では、問題が解けない子にはどこが理解できないか説明してもらっています。

また、問題が解けた子には本当に理解しているか見るために、他の分からない子に説明してあげるような場面を設けるようにしています。

 

説明ができるというのは「理解する力」「考える力」「まとめる力」などが必要です。

とりわけ「考える力」がなければ、自分の言葉を使って誰かに物事を伝えることはできません。

 

 

問題が解けない子は、そもそも根本的なところが分かっていない子もいれば、解く順番が分からない子など様々。

教える立場としては、どこでつまずいたか分からないと教えられませんので、分からない箇所を探る必要があるのですが、こうなると大人には「質問力」や質問の仕方が重要になってきます。

(質問力についてはまたいずれ…)

一方、問題ができる子は、他の子に教えることでそれが段々と自信につながるのです。

 

 

自分の言葉で説明することが「考える力」になる

いずれにしろ、問題を解けない子も解けた子も私が「説明して」というと

「今までそんなこと言われたことない!」と衝撃を受け 何とも言えない言ってみればつらそうな表情をします。

子供たちが日ごろ、説明することに如何に慣れてないかが分かります。

 

一歩進めて言えば、自分の考えていることについて人に伝えるということにも余り慣れていないようにかんじます。

 

もう一つ、この塾でやっているのは「ミスノート」を書くことです。

解けなかった問題、その解答、間違えた理由や解き方を書き溜めるノートです。

これを書き終えた後、解けなかった問題のどこが分からなかったかを説明してもらい、もう一度、問題を解いてもらいます。

そうするとどこで間違えたのか、どうすればよかったのかが見えてくるので、これからどうしたら間違えないようにする方法を考えてもらいます。

 

間違える法則が分かれば、間違えを減らす仕組みを作って対処すれば良いだけですよね。

その仕組みで間違えが克服できると、それがその子の自信にもなるのです。

 

一見、説明することが「考える力」を身につけることにつながるのか?と思いますが、色んなことを考えないと自分の言葉で説明することはできないので、説明させるって重要なのです。

そして、コツコツと説明させることを積み重ねるのも大切なのです。

 

ただ あまりにも説明が苦手なお子様には、ヒントになる単語や「3つの段階があったよね?」などのように導き、でも最後は何とか自分でできたと思ってもらえるようにもっていきます。